上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-
ファシリテーターの仕事は場や関係性、プロセスの管理であり、コンテンツ自体の提案や評価は行いません。そういった意味では、ファシリテーターは「意見」や「好き嫌い」を持たない方が、一見よい気がしてきます。
しかし、ファシリテーターも人間ですし、NPOや地域の会議ではほとんどの場合、ファシリテーター自身も思いを共有する仲間だったり利害関係者だったりします。「意見」を持つな、というのも無理な話。
また、職業ファシリテーターとして依頼を受け、その場のトピックや課題と直接の利害関係が無いように思える場面であっても、多かれ少なかれ、ファシリテーター自身の好き嫌いや主義主張は、心のどこかに浮いたり沈んでいたりするのではないでしょうか?
「意見を持っていいの?」という質問に対して「軸」をずらしてしまうのもアレですが、
「(どうしようもなく)意見を持っているのだ」
と認めることが大切なように思います。
その上で、
・自分と異なる意見にも注意深く耳を傾けること
・自分の好みに誘導しないようバランス感覚を持つこと
・時には「もし進め方が偏っていたら指摘してください」とメンバーにお願いすること
などを心がけるとよいと思います。
そして、個人としての意見を述べる時は、
「ファシリテーターとしてでなく、一人のメンバーとしては、、、」
等と言って、「役割を脱ぎ着する」のが、メンバーに混乱を与えないための常套手段です。
もう一点、意見や好き嫌いを持たない人間を信頼できるか?ってこと。
その場の役割として、中立な進行機能を果たすことが求められているにしろ、一緒に話し合ったり、活動したりする人が何にも意見を持っていないとしたら、なんとも切ないような、のれんに腕押しのような気がします。
心がけるのはあくまで中立な進行。しかし、一人の血の通った人間として意見や感情を持っていることが、メンバーからの信頼につながりうるというポジティブな面もあると考えています。
スポンサーサイト
- 2012/06/26(火) 13:59:45|
- 考え方
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
広島県主催、林業技術者対象の4回連続の研修で、第2回を担当することに。
講師相互が事前に全体プログラムの検討を行うことも珍しいし、その内容にファシリテーショングラフィックやコミュニケーション、体幹トレーニングなどが入っているのが面白く、とても意欲的な研修になりそうで楽しみ。
その事前検討会で合気道の先生から体幹トレーニングの話を聞き、「あぁ、これはファシリテーターにも不可欠なものだ」と感じた次第。
へそ下三寸の丹田に力を入れ、しっかり立つこと。
何人かの板書姿を見ていて、書く内容はOKでも、立ち居振る舞いが落ち着かないのが残念だなあ、と思っていた。
受けとめる側がフラフラせず、しっかりしていることが大切。
- 2012/05/02(水) 09:54:52|
- 考え方
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ファシリテーショングラフィックの「型」の中では
「マンダラ型」と呼んでるものが一番好み。
進め方やテーマを問わない、一覧性があって面として捉えられる、
臨場感がある、と言った点もよいけれど、終盤で立ち上がってくる
グラフィックが、メンバー全員で一緒に思考の中を探険して、
歩いていく時の地図のようなものになっている点が好き。
つい昨日、書いたマンダラ型のグラフィックに青と赤のラインを加えたもの。
前半は、青矢印のようにいろんな方向に拡散して、
後半はだんだんと赤い太いラインを選び取って議論していくことになった。

- 2011/09/22(木) 11:46:03|
- 考え方
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0